私が結構お気に入りでずーーーーーっと使っていたキーボード多分知っている人はいないだろうマイクロソフト ゲーミング キーボード SideWinder X4フルキーボード。とてもキーストロークが浅くて静かでマクロボタンがついていてとてもいいキーボードです。発売日近くに買ったので10年も使っていましたが普通に使うのであれば今も問題なく動いています。ですがさすがにWinodwsXPの頃から使っていますがwindows10ではドライバがあるにはあるのですが思ったように動いてくれず。。。キーの塗料も剥げてしまっているのでここいらで予備用に引退して頂き新しいキーボードを買おうと思い調べました。


ほしい条件
新しいキーボードの条件としては
・日本語キーボード
・フルキーボード(10キー付き 106キーボード)
・打った時(打鍵)に静かである事、特にエンターキー
・キーが重くない事
・しっくりくる事
・ワイアレス、有線は問わない
かなーと、私珍しいのかもしれませんが自分のキーボードの音が気になる人で特にエンターキーを強く打つ癖があるみたいでそのたびに気になって静かに触る→忘れて叩くのループですw
あとはプログラムや記事を書く事が多いのでなるべくキーは軽いほうがいいかなとテンキーは会計などで一日中ほとんどテンキーしか触らないときがあるので必須ですね。
キーのスイッチの種類
キーボードは一つ一つがスイッチになっていて押されて反応するのですがそのメカニズムは大まかに分けて4種類あります。
メンブレン
メンブレンとは膜のシート型のスイッチで下の回路が断線している状態で上下が合わさる事で通電し反応します。(下図参照)上下のシートを一体で作れるので比較的に安価で製造ができ厳密にはメンブレンとはシート部分の事を指します。メンブレンキーボードの機構はそれにスイッチ部のドーム型のシリコンやゴムで作られています。(ラバードーム)好みは分かれますが打ち心地はゴム感があるのでぶにゅぶにゅします。重さや押し深さ(以下、キーストローク)などはラバードームの厚みや形状によるので千差万別になります。


メンブレンキーボードの仕組み
ラバードームにある突起によってメンブレンに圧力をかけて上下にあるシートの接点部が接触することによって通電します。


メンブレンキーボードのメリットデメリット、向いてる人
メリットとしては
・一体成型なのと材料が安いので安い
・上下のシートが薄く製造できるのでキーボードを薄くできる
・ラバーの材質がゴムやシリコンの為、静か
・液こぼれなどをしても故障しにくい
デメリットとしては
・一体型なので一部破れなどが起きた時にそこだけを交換できない。
・かといって安価なのでシートが売ってない。
・購入後のキーストロークの変更(改造)ができない。
・キーを支えがゴム系なのでキーがグラグラする(キーの端を押すと引っかかる場合がある)
・キーがグラグラするので底打ち時に下基盤をこすってしまうので寿命が短い?(想像)
・キーがグラグラして独特のキー擦れ音がする。(押さない状態でキーを撫でると出る音)
と様々性質がありますが安い、静か、事故故障しにくい良い面と修理できない、買った後、変更、改造できないあとはデザインで安っぽいとかあるのかな?とか軽いので音が響きやすいとかもあるかもしれません。
向いている方は
・安さ重視の人
・安さ+静音が欲しい人
・キーストローク短いが欲しい人
・あんまりキーボードを使わない人
メンブレンキーボードのお勧め
こちらは安い!排水機構付き!すごい!でも防水機能はないので非常用みたいです。
こちらはワイアレスキーボードで白と黒があります。キーストロークは浅めです。
こちらは水に付けてジャブジャブ?洗えるキーボードこれなら安心?
こちらはワイアレスかつマウスもセットでお得?なモデルです。
パンタグラフ
パンタグラフキーボードは上記のメンブレンキーの機構にパンタグラフという上下左右を4点の支えをプラスしたもので主にノートパソコンなどで使用されます。
打ち心地はやはりメンブレン同様にゴム感はありますが薄型なのでキーの底打ち音がしますのでぱたぱたとした感じなります。(伝わりますかね これ?)


パンタグラフの仕組み
パンタグラフキーボードのキーはメンブレンの機能にキーのブレや端に荷重した場合に均一に力が入るようにプラスされた物と考えていいでしょう。ノートパソコンの場合にキーを高くできないけど打ち心地や精度あげたい開発されたようです。
パンタグラフの形は様々ありますがこちらの写真の機構はパンタグラフに反発力はありません
キーの振れ防止のみになっています。
パンタグラフキーボードのメリットデメリット、向いている人
先程のメンブレンにパンタグラフが追加されたものなので。。。
メリットとしては
・一体成型なのと材料が安いので安い
・上下のシートが薄く製造できるのでキーボードを薄くできる
・ラバーの材質がゴムやシリコンの為、静か
・液こぼれなどをしても故障しにくい
・薄型の物があるので移動、持ち運びが楽
・キーストロークが短い物は掃除しやすい
・パンタグラフの影響でキーがグラグラしない
・キーの端を押しても均等にキーが下がるので引っ掛かりがない
デメリットとしては
・一体型なので一部破れなどが起きた時にそこだけを交換できない。
・かといって安価なのでシートが売ってない。
・購入後のキーストロークの変更(改造)ができない。・キーを支えがゴム系なのでキーがグラグラする。(キーの端っこを押すと引っかかる場合がある)・キーがグラグラするので底打ち時に下基盤をこすってしまうので寿命が短い?(想像)・キーがグラグラして独特のキー擦れ音がする。(押さない状態でキーを撫でると出る音)
と似ている部分はありますがメンブレンよりグラグラしないが一番の特徴です。
なのでメンブレンキーボードに比べて少し高い、少し壊れやすい、引っかからないので打ち心地が良い、という所でしょうか?あとはノートパソコンに使用されている事が多いので薄型でコンパクトなものが多いので持ち運びが楽なのも利点ですね。
向いている方は
・メンブレンのグラグラが気になる人
・安さ+静音が欲しい人
・キーストローク短いのが欲しい人
・複数のPCなどで常に同じキーボードがいい人
・掃除楽なほうがいい人
・あんまりキーボードを使わない人
パンタグラフキーボードのお勧め
こちらはワイアレスでとても人気がありキーボードです。作りもしっかりしていて掃除が楽そうですねブラックとホワイトがあります。
ブラック
ホワイト
こちらはゲーミングパンタグラフキーボードで光ります。同時押し認識機能がありますのでゲームをされる人はいいのではないでしょうか?
メカニカル
メカニカルキーボードは一つ一つのキーが独立しているキースイッチで構成されています。耐久性が高く修理も壊れた部分のみを交換すればいいので修理可能です。また独りしたキースイッチになっていますので部分的に重さやキーストロークの長さを変えるというカスタマイズも可能ですのでこだわりの強い方やゲームをやる方に好まれます。
上記のメンブレン、パンタグラフと最も違う点はシリコンやゴムを使わない事所ですのでカッチリとした感触と音になると思います。

メカニカルの仕組み
スイッチの中に板バネがはいっておりボタンを押し下げる事で板バネが戻って接点し通電します。戻る力はバネで戻ります。
このように様々の種類がありますがその代表と言いますのがCherry製MXスイッチですドイツの会社でしたが特許終了し市場の大量に出回りスタンダードになり他のメーカも互換性を持たせて新しいものを作っています。
Cherry製MXスイッチの代表的スイッチ



はっきり言って種類が多すぎる。。。
Cherry製MXスイッチの種類も多いのですが他に各社オリジナルのスイッチを出しているのでもう何種類あるのがわかりません。(この多さとカスタマイズ性が人気なのかもしれませんが)
重さとかキーストーロークとか打鍵感とか音とかは実際に触ってみないとわからないところがあります。そこで基本のCherry製MXスイッチ代表の物だけでも触ってみて感触だけでも知っておくのがいいと思います。他の会社はCherry製MXスイッチの赤軸に似ていますとか説明にあることが多いです。あと説明文によく出てくる言葉をまとめておきます
・リニア・・・上記赤軸のように板バネが引っ掛かりがなく底打ちで感触があるもの
・タクタイル・上記茶軸のように一部引っ掛かりを作り途中から抜け打ち感を高めたもの
・クリッキー・上記青軸のようにスイッチ下部が落下する事によって打ち感を更に高めたもの
各Cherry製MXスイッチの特徴(代表的なものだけ)
軸色 | キー荷重 | クリック音 | 引っ掛かり感 | 備考 |
赤軸 | 普通 | 静か | なし | 基本の構成 スーッと引っ掛かりなく下がる |
ピンク軸 | 普通 | とても静か | なし | 赤軸の静音版 |
銀軸 | 普通 | しずか | なし | 赤軸のキーストロークが浅い版 |
茶軸 | やや重い | 少し大きい | あり | 赤軸の引っ掛かりをつけた版 押した感覚があるそれですこしうるさい |
青軸 | やや重い | とても大きい | あり | クリック音もあり引っ掛かりもあり とてもうるさいゲーマ向けや押した感覚欲しい人向け |
代表の物ですがこれを基準に考えてみるのが良いでしょう
感覚を知りたいのであればキーテスターを試してみましょう~
そうは言っても感触の問題もあります実際にスイッチを触ってみないとわからないと思います。そこでキーテスターを試してみるのがいいですねこれで試せば感覚がつかめます。
こちらはCherry MX スイッチ用キーテスター9種類

Cherry MX スイッチ用キーテスター12種類
メカニカルキーボードのメリットデメリット、向いている人
メリットとしては
・各キーが一つ一つ別れているので修理が可能
・キーの規格が同じなのなものが多いのでオリジナルのキーボードが作れる
・耐久性が高い
・部分的に全体にもキーストロークや荷重を変更できる
・グラグラしないのでしっかりとした打ち心地を得られる
・ゲーム用途のものが多いのでマクロなどの補助キーがついているものがある
・キーの端を押しても均等にキーが下がるので引っ掛かりがない
デメリットとしては
・部品点数が多いので高価になりがち
・メカニカルなので液こぼれなどは大敵
・重い
・静音と言っても全体的にやはり音は大きい
・機構が複雑なので掃除が面倒
・ゲーマ向けなのか10キーがついていないものが多い
向いている方は
・メンブレン等のキーがグラグラが気になる人
・しっかりとした打ち心地を感じたい人
・自分の好きなようにカスタマイズしたい人
・ずーっと同じものを使いたい人
・持ち運びしない人
・テンキーがいらない人
メカニカルキーボードのお勧め
こちらは人気のキーボードで独自のスイッチを3種類使用しており荷重、ストロークは変わらず耐久性は7000万回だそうです。
GXリニアスイッチは赤軸
GXタクタイルスイッチ茶軸
GXクリッキースイッチ青軸に近い作りをしています。

こちらも独自の赤軸を使用しています。最近流行りのフローティングタイプというものでキーの底面が見えるもので掃除がしやすそうです。筐体表面は航空機グレードのアルミで安定感を出しているのだとか こちらは10キー有無が選べます。
テンキー無

テンキー有

こちらは銀軸でフローティングタイプでストロークが短いので疲れにくいキーボードです。10キーがありませんがメディアキーや手元を支えるリストレストがあります。アマゾンでとても評価が高いですね。

静電容量無接点方式
こちらもメカニカルキーボードと一緒で一つ一つのキーが独立しているキースイッチで構成されています。名前がとても難しそうな名前ですね。基本的には無接点で動作するので耐久性はどの機構の物より高く音も静かです。耐久性や信頼性が高いので銀行などの金融機関でデータ入力など使用されています。またソフト上でキーストロークを浅くしたり深くしたりできます。押し心地は独特で一度触ったら離れられないというほど人気です(IT業界でも大人気です)
押し心地はコンビニとかのセブン銀行のATMで試せるそうですwikiより下関連項目参照リンク
静電容量無接点方式の仕組み

仕組みはラバードームの中に特殊なスプリングが入っておりそのスプリングの距離を無接点で検知して指定の距離に近づいたら押されたとして反応します。(近接センサーみたいな物でしょうか?)メカニカルキーボードとは違い接触(スイッチ)ではなく距離を触らないで測れるので摩耗が無いので高耐久と静音を実現している。すごい機能のキーボードです。
静電容量無接点方式キーボードのメリットデメリット、向いている人
メリットとしては
・各キーが一つ一つ別れているので修理が可能
・無接点なので耐久性が高い
・部分的に全体にもキーストロークを変更できる
・グラグラしないのでしっかりとした打ち心地を得られる
・静か
・キーの端を押しても均等にキーが下がるので引っ掛かりがない
・高級なので作りがしっかりしている
デメリットとしては
・特殊な機構なので高価
・液こぼれなどは大敵
・重い
・機構が複雑なので掃除が面倒
向いている方は
・メンブレン等のキーがグラグラが気になる人
・しっかりとした打ち心地を感じたい人
・自分の好きなようにカスタマイズしたい人(キーストロークのみ?)
・ずーっと同じものを使いたい人
・持ち運びしない人
・この打ち心地にとりつかれた人
静電容量無接点方式キーボードのお勧め
こちらは静電容量無接点方式キーボードと言えばの日本の会社、東プレ社製の製品でAPCというキーストロークの反応距離(押して反応する深さ)を変える機能があります。
以下は荷重が45gの物です(ワイアレスと有線機能があり)
こちらはキーの荷重外側だけ軽くなっています。小指は力が弱い為、キーが30gで中心のキーは45gで構成されています。有線無線とも利用可能
こちらは軽いタッチのシリーズですべて30gがついている構成の物です。こちらも有線無線とも利用可能
まとめ
キーボードって奥が深いですねやはり各用途に合うように進化してきたんですね。やはり複数あった方がいい気がしてきました。今回色々調べたんですが代表的な物しか紹介できていませんがオリジナル、派生、亜種がたくさんありました。個人的にはメカニカルキーボードのいじれる感じや静電容量無接点方式キーボードの打ち心地が気になります。。。が!
まだまだキーボードを探す沼からは抜けれそうにないですw
近々に購入予定ですが買ったらレビュー記事上げたいと思います。
購入しました。レビュー記事はこちら
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