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クロスバイクにドロップハンドルを付けてロードバイク化しました組立編

自転車

前回の記事で色々集めましたので早速組立て行きたいと思います。

とりあえず現状の写真を撮りまくる

まずは現状を把握する為、どうなっているかをハンドル周りからの配線(ブレーキ、シフトの前後)とこの車体はケーブルが内装なのでケーブル内装の出入り口各ケーブルの終点を撮りました、最悪戻せるようにとショップに修理をお願いするとしても画像で説明できるかもしれないという保険です。

自転車を逆さにしてBB下(ペダルクランクの付いている所)から内装のケーブルが出ていてそこに水はねが付くのか洗車したときや雨の時に水の通り道なのかケーブルが錆びていました。。。

いきなり最大の難関 ハンドルのケーブル取り回し

まずは今回選択したステムとハンドルを付けます。

ハンドルはケーブルを内装できるのでSTIレバーに付属されてきた左右シフトケーブルとブレーキケーブルをハンドルの中に通しますハンドル裏から通しますがまずこのハンドルのケーブル穴が結構作りぱなしなのかバリがひどかったので棒やすりで削りました。んでケーブルを通そうと思ったらこれがまあーーー通らない!穴が狭くカーブがきついので出口になかなか出てこなく一時間位掛かりなにかいい方法が無いものかと思いました。STIレバーへの各ケーブルの取付は簡単でそれぞれのケーブルの先端にタイコと呼ばれるものがあってそれを所定の場所に入れるだけでした。
シマノ取付マニュアル(13P~)

ケーブル内装の仕方をあとで調べたのですが細い物から通すといいそうです。
例ライナー → インナーケーブル → アウターケーブルの順

詳細はこちら

ハンドル固定

ケーブルさえ通ってしまえばあとはハンドルをSTIレバーを付けます。この時の位置は確定していないので止めしておきます。次に現状のハンドルをケーブル等つなげたままコラムから外し新しいハンドルを付けました。ハンドルの位置を確定したいのとケーブルを交換するのですが一本一本確認しながら作業を行いたいからです。

新しいハンドルを付けてまたがってみてハンドルの角度やSTIレバーの位置を確定させます。
確定しましたらケーブルが動かないようにビニールテープで固定します。

ブレーキケーブル交換

ハンドルが付いたのでケーブルの交換をしていきます。私のブレーキは右が前ブレーキ左が後ろブレーキの日本仕様(?)です。後ろブレーキは内装になっているのでフレームの中を通さないと交換できません。

各アウターインナーケーブルの長さについて


ここで少しそれますが各ケーブルの長さの調整は元々付いていたアウターケーブルの長さを測っておいて新しい方のアウターケーブルを同じ長さに切ります。最初に仕上げてくれたショップさんの長さに習おうと思います。

前ブレーキ交換

前ブレーキはそのまま止まっているネジをゆるめて(写真右下)すぽんと抜けば分解は終わります。
後はSTIレバー付属の新しいブレーキのアウターケーブルとインナーケーブルを差し込んで切ったケーブルの先にほつれ防止にワイヤーエンドキャップ(写真左下)付けて(かしめる?)完成なので簡単でした。

後ろブレーキは内装式

さあ来ましたよ内装式!!中身はどうなっているのでしょうか?最初はどうやって通したのでしょうか?謎が多いですね。

まず出口側(後輪側)のブレーキケーブルを外したら内装部分のアウターケーブル(写真上右図)が抜けました。その先端はキャップみたいなものが付いていて水やほこりが入らないようになっていました。(写真右下)

後方ブレーキケーブル交換方法

出口側(後輪側)のアウターケーブルを抜いてインナーケーブルにライナー管をハンドルの出口まで通して仮の経路確保します。(写真右上)
次にそのままだと作業していてさらっと抜けると怖いのでライナー管の両端(出入口)を抜けないようにテープで仮止めしておきます。(写真左下)
そのあと、既存のインナーケーブルを抜いて新規インナーケーブルを通します。(写真右下)この時も新規インナーケーブルをテープで止めておいたほうがいいかもしれません。今抜けたら大変です。
最後ケーブルを止めてまたワイヤーエンドキャップを付けて終了です。

詳細はこちら

ギザプロダクツ ライナー管 細くて使いやすいです。

シフトケーブル(シフトワイヤー)交換

前後のブレーキが終わったので今度はシフトケーブルの交換をやっていきます。今回はシフトの方法(形も)が変わるのでシフトワイヤーも交換します。

前後のシフトワイヤーは内装

私のフレームは前後共ペダルの下までは内装になっていました。ブレーキケーブルと同様に各後方に接続されているのネジを緩めてワイヤーを開放します。

いちお上記で外したケーブルをテープ止めしてどのように配線されているか自転車を逆さにしてみました。

このフレームはペダル下の所から各シフトケーブルが出ていました。傷防止の為か途中までライナー管が出て来ていました。一番下の部分が錆ていました。多分走行中に水や泥はね等の影響かと思われます。

クロスバイク(ラピッドファイア)のシフトケーブルの仕組み

この時点でケーブルを交換して終了なのですがクロスバイク用のシフトのケーブルの仕組みについて少し見てみました。大体ハンドルの下に変速機(ラピッドファイア)があります そこに下部写真右赤丸のネジを外すとシフトケーブルが出てきます。ケーブルをカチカチと巻いたり戻したりしてシフトしているので先端が出てくるようにカチカチと巻き取りを緩めて行きます。そうするとタイコ(写真右下)と呼ばれているシフトケーブルの先端が出てきますのでこれを引き抜いて交換行えます。

あとはシフトケーブルを交換しておわり?(アジャスターボルト?)

ここまでくれば上記の内装ブレーキケーブル経験があるので同様に交換して終わり。。。ではありませんシフトワイヤーを付けた後の微調整機能が必要ですのでアジャスターボルトが必要なります。いままでの変速機(ラピッドファイア)は写真左の所にありここを回すとケーブルの伸び縮みができて調整ができていました。今回はSTIレバーになりますのでこの調整機能が付いていません。後ろギアには付いているので(写真中)STIレバーに交換しても微調整は可能ですが前のギアにはありません。(写真右)ワイヤーが使っていると伸びてくるらしいのでこれを付けないと自転車を降りてネジを外して調整してなんてしないといけません。

アジャスターボルトの仕組みと付け方

仕組みはとても簡単でアウターケーブルの途中に付けてアジャスターボルトをくるくる回すとアジャスターボルトが伸びた結果アウターケーブルが伸びてインナーケーブルがアウターケーブルを通る距離も延びるので引っ張られるという仕組みです。今回は緩まないと評判のJAGWIRE(ジャブワイヤ)アジャスターボルトを選びました。

詳細はこちら


アウターシフトケーブルの太さが4.0mmなのでジャグワイヤの4.5mmを選択
シマノ製は緩んでくるそうなのでこちらにしました。実際調整がカチカチと動くので緩みませんでした。現在品切れ

シフトケーブル交換時のちょっとした小技

上記のペダル下のシフトケーブルが錆てしまっていたので泥はね水はねを防ぐ為に今回の交換時にライナー管を延長してシフトケーブルを保護しました。これで下からの泥はね水はねは大丈夫でしょう!

バーテープ初巻き!?

ハンドルも付きました。ブレーキケーブルもシフトケーブルも付きました。さあてラスボス登場!バーテープを巻きます。見栄えに関係してくるのでここは大事とyoutubeとかサイトを見ながら必死に巻いていたら途中の写真を撮り忘れてました。。。エアロハンドルなので形が扁平になっている所が難度高く均一に巻けませんでしたどこまで巻くかですがエアロ効果は特にいらないので下から巻いて上の元まで巻きました。バーテープは初めてなので安価の物と選択しました。隠しテープとエンドテープが付いていました。

詳細はこちら

カラーがたくさんあっていいですね。付属に隠しテープと最後に貼るテープがありました。使った感じは滑らずクッション性がありやわらかいので疲れにくかったです。巻きやすかったかは・・?

完成 感想など

メリット
・整備の知識が上がった。
・ギアチェンジがスムーズになった。
・速度が上がった。
・姿勢が低いので向かい風が楽になった。
・ハンドルを持つ所が増えたので楽になった。
・わずかに軽くなった(ハンドル882g レバー500g+ハンドル230gバーテープ65g=795g


デメリット
・前傾姿勢になるので首と肩への負担が増えた。
・上ハンを使う事が多いがその時のブレーキが効きにくい。その為、手が痛くなる。
・ギアを変える時に手首ひねるので手首が痛くなる。
・ハンドル幅が狭くなった(400mm)のでハンドルを切ると重く感じる。
・立ち漕ぎがしにくい。
デメリットは慣れで解決できそうな気がしますね・・・


いやー楽しかったです。色々考えながら交換しながらあれが無いとなって買い足したりしましたが何とかできました。組立時間はすべてで6時間位(ハンドルのケーブル通しで苦戦しなければ・・・)でした。各部の調整は元々調整されていたのでワイヤーの長さだけを気にして後は微調整でよかったので楽でした。参考動画も他のサイトも見ながらでしたがやはりシマノのマニュアルがとても見やすかったし説明も細かくほぼこれを見ながらでした。
ハンドルが変わって手の置く位置が伸びたのですが長さや高さは乗りながら変えて行こうと思います。
走行感ですがいきなり一気に100km位乗りました。シフトチェンジは最初は戸惑いましたすぐ慣れました。カチカチとスムーズにシフトチェンジしてくれます。やはり各ケーブルは伸びてきていて調整しながら走りました。(アジャスタボルトが早速役に立ちました)
ポジションは変わって前傾姿勢になったので空気抵抗が減ったのか平均速度が3キロ位上がりました。疲労は姿勢が変わった事で肩こりとか首がこるのかなと思ったのですがそれもなかったのでもっとロングライドをして試してみようと思います。総じて知識も上がったし改造してよかったです。

この記事を書いた人
じんさん

システムエンジニア
元々凝り性で色々な事にハマる
調査能力はピカイチ
無類のお酒好きがこうじて料理も得意

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